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ホースキャリッジ

コーチングとは

コーチングとは、ハンガリーの地名「Koci」に由来します。Kociでは馬車が名産出会ったことから馬車=Kociz(コーチ)となったと言われています。

馬車の目的は「お客様を目的地まで安全に送り届けること」です。ブランドのCOACHのロゴにも馬車が象られており、同じように馬車がデザインされています。現代ではその意味が拡がり、「自分自身とは?人生の目的とは?」という人生における伴走者としての役割を担うようになりました。

​以下では、ILFYにおけるコーチングの理論背景と使われるコーチングスキルについて説明をしています。

ジョハリの窓

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コーチングとは、ジョハリの窓のうち、開放の窓の比率を開けていく活動だと言えます。

ジョハリの窓とは、人間の心を可視化したものとして非常に多くの場面で使われている考え方です。

人の心を

①開放の窓 自分も他人も知っている

②秘密の窓 自分は知っているが、他人には隠している

③盲点の窓 自分は知らないが、周りは知っている

④未知の窓 まだ誰も知らない

に分けた時、①開放の窓の比率をあげていくのがコーチングの究極の目的であると言えます。

3c+t

 3C(コーチング/コンサルティング/カウンセリング)とセラピーを加え4象限で考えるとこれらの違いは分かりやすくなります。

我々コーチは未来に対して、「対話」という手法を使ってクライアントと共に解答や解決策を共に探すサポーターです。

一方、コンサルタントは自分が持つ解決策を、クライアントの課題に応じて提示していきます。

カウンセリング、セラピーはこの時間軸が過去に移ります。

​もしも、自分自身のトラウマや過去に向き合う必要がある場合は、コーチング/コンサルティングではなくカウンセリングやセラピーの方が適していると言えます。

Why/How/What

サイモン・シネック氏が唱えたゴールデンサークル理論は、しばしばコーチングの中でも使われる理論です。

しかし、whyの向こうには再度Whatが現れます。​

即ち、「何を得たいか」という根源的な問いです。

コーチはWhy=なぜ。という質問は極力排除した形でセッションを行います。

それは、人は「何」を求めて行動をしていくからです。

​「何」は価値観、感情、思考、あるいはそれ以外の何かかもしれません。そのWhatをコーチは質問を通して共に探求し続けます。

コーチングで浮かび上がるWhat

コーチングの中で取り扱うのは、クライアント自身もわかっていない本心の部分です。

通常のコミュニケーションでは

「言わんとしていること」

を汲み取ることに長けた人は多いですが、さらに一歩進んだ真の理解を得られることは稀です。

 

コーチングセッションの中では本人すらもわかっていない課題や強みを共に見つけ出していきます。

GROWモデル

GROWモデルとは、

GOAL、REALITY/RESOURCE、OPTION、WILLの頭文字をとった考え方です。

我々は普段、自分の主観に基づいた解釈をしています。

そのため「実際の状態」と「観測した現実」に乖離が生まれているのです。

コーチングセッションでは目標設定と現状把握を正しく客観的に定義することを行うため、定量的なゴール設定(GOAL)、とスケーリング(点数づけ)をもとに現状の把握(REALITY)を行います。

その差(GAP)を埋めるための本人の持つRESOURCE(リソース)と、未来に広がるOptions(選択肢)を選択し自らの意思(Will)で行動をすることを通して、本人の成長を狙います。

認知行動療法

​コーチングの基本的な理論となっているのは、カウンセリングで使われている

「認知行動療法」といわれるカウンセリング技法です。

​即ち、自分自身が何を考えているか。どう考えているか。​

自分自身の思考の経路をコーチとともに認知をしていくことで、その先にある行動を変えていくというアプローチです。

その中には、自分自身の行動や発言が自分の思考や気持ちを反映したものではなくなってしまっていることに気づいていく。という過程も含まれます。

特に、人は自分自身の発言を他者を介して聞くことによって、自分自身の考えを客観的に認知し自分自身をより深く知ることができます。この作用をオートクラインといいます。

この作用を引き出すために通常、コーチはリキャスト(おうむ返し)という相手が話ことをそのまま伝え返す。というコミュニケーションをしていきます。

承認/評価

コーチングの中では、評価ではなく承認を主に行っていきます。

評価と承認の違いは、客観的な事実か、主観的な解釈かという違いです。小さな時から評価を受け続けている我々は、いつからか

「結果が出ない(評価がない)と意味がない。」

という解釈をするようになります。

そのため、コーチングセッションではクライアントが自己有用感を感じ、自発的に行動を起こせるようにサポートをしていきます。

承認には3種類の承認があります。

1.成果承認 成し遂げた事実を認めること。

2.行動承認 行動したこと自体を認めること。

3.存在承認 存在自体を認めること。

このうち、行動承認、存在承認を行なっていくことで人はより自発的に、そして自己有用感を得られると我々は考えています。

コーチング説明会 (3).png

コーチングの中の登場人物

コーチングセッションの中には、4人の登場人物が登場します。

1.建前で話しているクライアント

2.本音のクライアント

3.職業的な役割としてのコーチ

4.コーチ自身

です。

建前のクライアントが話している言葉は

 

・コーチとしての自分

・クライアントの人生を追体験したクライアントとしての自分

・自分自身​。

の3人を通したフィードバックをクライアントに提供します。

クライアントはフィードバックされた言葉から、自分自身との答え合わせを行なっていく中で本当の自分自身の考えに気づいていくのです。

コーチングの関係性

コーチングセッションでは、コーチとクライアントが相互に影響を与えるのではなくコーチングの関係性にお互いがフォーカスをします。

 

クライアントはコーチから影響を受けるのではなく、コーチとクライアントが共通して目指す目標から与えれる力によって自発的な行動や自己成長をしていきます。

そのため、我々コーチも同様にクライアントを変えようとするのではなく、コーチングの関係に意味があると信じ、質問と承認を行なっていきます。

成功の方程式

我々コーチは、 しばしば目標達成を目的としたサポートをする職業だと誤解されがちです。

しかし、我々コーチが本来関わっていく領域は、成功の方程式におけるAつまり思考力の部分です。

どんなに行動力や行動力があり、人の力を頼っていたとしても、自分自身の考え方でそれら全てを台無しにしてしまう事は多々あるのではないでしょうか。

コーチはクライアントの行動力、行動量。

 

そして人の力を借りたときに、何倍にも何十倍にもするために、クライアント自身の捉え方や考え方、つまり思考力を伸ばすためのサポートをしています。

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